2013年05月02日

セカンド・ラブ/乾くるみ

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イニシエーション・ラブに続く、乾くるみの叙述トリック作品。

ちなみに叙述トリックとは、文章上の仕掛けによって読者のミスリード(誤解)を誘う手法のこと。
読者の先入観を利用し、誤った解釈を与えることで、読後の衝撃をもたらすテクニックのこと。

この構成が見事だと、読後のだまされた感とやられた感が半端なく、
また、その思いをどこにぶつけていいか分からないままに作品を賞賛することで自分を納得させることになる(笑)

以前読んだ作品の中では、「殺戮に至る病」も衝撃的だったけど、個人的には乾くるみの「イニシエーション・ラブ」が一番好きだった。
この2作品の最大の違いは、「殺戮〜」は本格サイコホラーであるのにたいし、「イニシエーション〜」についてはほんわかとしたラブストーリーで語られることにある。

ラブストーリーなのに、ミステリー。
いまだにその衝撃は忘れていない。

その続編というわけではないが、「セカンド・ラブ」も姉妹作のような扱いになると思われる。

そう、叙述トリックのラブミステリー。

本当に最高の衝撃を味わいたかったら、大どんでん返しがあることすら知らないままに読んだ方がいいのだけど、大どんでん返しがあることは巻末や帯にも書かれているから、それは百歩譲って、その裏切りを楽しみに読んでほしい。

各所にちりばめられた作者の遊び心も、解説を読むことで「なるほど・・・深い!」と思わずつぶやいてしまうこと請け合いだ。

乾くるみの作品はこれまで読んで損なし。
その中でも、「〜ラブ」シリーズは間違いなしの最高傑作だと思う。


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2013年05月09日

拝金/堀江貴文

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かの、ホリエモンが上梓した小説、拝金。
ちょうど文庫本化したようなので、買ってみた。

これがなかなかに面白い。
カネ、かね、金、というイメージの強いホリエモンだが、実はその主義は非常に合理的で先鋭的。
金はあくまで副産物であって、自分のやりたいことを突き詰めるその姿勢はスティーブ・ジョブズの考え方にも通じるものを感じた。

仕事以上に楽しい事はない。
その思いが小説から溢れ出している。
お金はあるから使う。
ただそれだけ。

カッコイイ生き方だと思う。

その生き方を全力でぶつけた小説だから、当然面白い。
ホリエモンの波乱万丈な人生が少なからず投影され、社会へのアンチテーゼを色濃く出しつつも、軽快なタッチのストーリーは飽きることなくラストまで一気読みできる。

続編(?)にあたる【成金】も読むのが楽しみだ★
posted by Andy★ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | Reviews | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月16日

桐島、部活やめるってよ/朝井リョウ



青春ってけっこうこういうもんだよね。
なんて、しみじみ言ってみたくなったら、そろそろオヤジ化を自覚した方が良いんだろうな。

本書はかなり面白かった。
なるほど、さすが、というべきか。
10代の悶々とした鬱屈と学校というヒエラルキーに縛られた閉鎖社会。
登場人物5人それぞれの葛藤とそれでも少しずつ前へと進む恥ずかしいまでの若さがきれいに描かれていた。

一瞬一瞬を切り取る描写には頭が下がる。
そして、5人のメンタルをしっかりと書き分けた筆力にも。

10代だから書けるネタを10代のウチに10代ではない筆力と構成でまとめあげたら、それは傑作になるんだな。
世間が騒ぐのも分かる。

これは原作から入ったから余計にそう思うのかもしれないけど、映画の方も見てみたい。
この原作からどうやって映像化するのだろう?
その前に、どう脚本化するのだろう?

物語はそのほとんどが心理描写によって成り立っている。
だからこそ、映像化が気になる。

posted by Andy★ at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | Reviews | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

走れ!T校バスケット部 / 松崎洋



最近青春小説を読みあさっている。
これは口コミで30万部売れた、みたいな帯と、バスケという内容にひかれて購入。
でも、思ったよりイマイチだった・・・

なんだろ?
別にバスケ部じゃなくてもいいじゃん、的な?

え?主役って誰?的な?

まぁ、さわやかな読後感と、それぞれのキャラの濃さは抜群ですけど、
ストーリー的には、う〜ん・・・

これがシリーズ化されてもう6巻くらいまで出ているというのがまた驚き。
興味はあるけど、購入するのは微妙だなぁ。

と、言うわけで、続きは図書館でいつか見つけるまでお預けにしてみます。

良書に出会いたい、夏一歩手前。


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2013年05月30日

Speed/金城一紀

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スピード感溢れる青春小説。
読んでてわくわくするし読後感も良かった。

ま、突っ込みどころがないわけではないけど、いろいろな伏線が上手くまとめられた中に主人公の成長が描かれる。
個人的には好きな作風の一つ。

物語として用意された壁に向かい努力するのはセオリーなんだけど、そのセオリー臭さをいかに取り払うか、というのはすごく大事な問題なんだろうな。

闘争か、逃走か。

なるほどね。

posted by Andy★ at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Reviews | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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