2014年07月19日

復讐教室/山崎烏



何かのタイミングでまとめ買いした中の1冊。
正直、文章とかは稚拙というか、少なくとも上手じゃない。
いろいろとつっこみどころが多いのは事実。
それでも最後まで読ませるのは物語の展開力があるからだろうな。

複雑に絡み合う事件性、複数の主犯、あるいは裏を描くのにはそれなりの力がいる。

実は、この作品自体は前作の登場人物を受け継ぎつつ、新しい展開を見せた物語。
一作目の方も気になるところではあるけど、まぁさすがに絶対とまでは思わない。

良い刺激にはなった。


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2014年07月26日

ユリゴコロ/沼田まほかる



久しぶりにスゴイ作品に出会えた。

序盤のサスペンスホラーの緊張感もたまらないけど、後半のヒューマンドラマの要素もすごい。
しかもその二つが何の違和感もなく混じりあっているのがスゴイ。
そして、展開も日々を積み重ねていくなかにスピーディさがあり、
読者を一度つかんだら、もう離さない感じが印象的だった。

詳しく書くとネタバレになってしまうから難しいけど、
全てが緻密に構成されたプロットと、それを描き切るだけの筆力には脱帽だ。

やっぱり、面白い物語ってのはどこかにひっかかりがあり、
そのひっかかりが多ければ多い程面白いと思う要素となる。
それは毒でもあるけど密であるわけ。

ハラハラやヒヤヒヤや、言うならイライラや悲しい気持ちなど。
極論は感情移入させられるかどうかってことなんだけど、
感情移入させるために書いたらそれはもう感情移入できるものではなくなるんだよね。
計算が裏に見えたらダメってこと。

だから、それを天性で出来る人は天才だし、計算で出来る人がプロってこと。
自分にその技術はあるだろうか?
あるいは素質は?

毒を描く。
これはこの先の大きなテーマになりそうだ。
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